夜は短し歩けよ乙女 著 森見登美彦
はじめにアニメについて書こうと思いましたが、今日はアニメを見なかったので別の話題で。
題にあるとおり「夜は短し歩けよ乙女」
とても有名な作品だと、私の中では思っています。
Wikipediaによりますと、「マジックリアリズムの手法で巧みにアレンジした独特の世界観と文体をもつ」となっていますが、正直なところマジックリアリズムがなんなのかなんてのは知りませんし、そこまで難しく考えて小説を読んでいるわけではないのでおいておきましょう。ともあれ、そういう手法を用いているなどとは露程も知らずに読んでいた私ですが、それでもこの文章には引き込まれるところがありました。
「あたりが海の底へ沈んだように暗くなっても、その僅かな明かりを頼りにして、人々は本棚の隙間を泳ぎながら、意中の本を探しています。」
この言い回しが特に好きです。
好き嫌いはあるでしょうが、本屋をうろうろしている人を瞼の裏に描くことが容易にできます。
と、言い足りないことは多いのですが、時間も時間なので今回はここまでにしておこうと思います。
それでは。